プロジェクトのスタート時、PMや責任者を交えて顧客とキックオフを実施します。
その際に利用するキックオフ資料について、
ネットワーク案件であれば、どのような内容を網羅しておく必要があるのか、
経験を踏まえて記載します。
Contents
前段
まず前提として、キックオフ資料はプロジェクトを円滑に進めるために、
顧客と合意するためのものです。
小規模なプロジェクトではわざわざキックオフを実施しないと思いますが、
これから記載していくような内容を顧客と認識を合わせておく必要があります。
そうしておかないと、
顧客が思っていた作業内容と乖離があったり、
後から、追加で色々作業を頼まれたり..
スケジュールが違う…
納品の資料が違う…
など、色々と問題が生じてくるので、
見積時に確認しておき、改めてプロジェクト開始時に合意をとります。
責任者まで集まって..となると大規模なものになってきますが、
小規模なプロジェクトでも認識合わせをしておくことは非常に重要なのです。
フォーマット
パワーポイント5ページ前後とかでサックと作ればよいでしょう。
最終納品物になるようなものではないので、内容を網羅できていれば問題ないかと。
提案書を作っている場合は、提案書から内容を引っ張ってこればよいでしょう。
押さえるべき項目
・システム構成、プロジェクト対象範囲
システムのわかる限り全体構成から、
プロジェクト対象範囲を記載してます。
顧客やその他ベンダとの責任分界点を明確にしておくことが重要です。
・体制
体制図を記載しておきましょう。
・会議計画、お客様レビュー計画
定例会の実施有無やいつ実施するのかを確認します。
毎週水曜日の15:00~16:00 など曜日・時間を決めておくとわかりやすいです。
また、各要件定義・設計段階でのお客様レビュー日も調整しておきます。
定例会の際に実施する、時間が足りないため2時間にするなどしておくと、
何度も客先へ行かなくて済むので時間の短縮になります。
・納品物
最終の提出物を明確にしておきます。
・スケジュール
WBSを作成済みの場合は別紙添付しておきますが、
ここではざっくりのスケジュールでもよいと思います。
定例会ではWBSにしたがい、進捗状況を説明します。
・その他
・議事録
会議後は議事録を翌日中に提出するなど取り決めや、顧客確認の依頼など
をしておきます。
・課題管理表
課題管理表のフォーマットのみ添付しておき、今後こちらで管理する旨を伝
えておきましょう。
すでに課題がある場合は記載して持って行ってもよいかと思います。
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