「FortiGate-100F」、「FortiGate-101F」が2019年末より発売されています。
FortiGateの「F」シリーズは初となり、F系は「100」と内部ストレージ搭載モデルの「101」しかまだありません。
ちなみに、「100」と「101」等の末尾「1」に関しては、
内部ストレージの有無のみの違いとなります。性能的には同一です。
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既存製品との比較
今までの100Eと何が違うのか、まずは比較となります。
FortiGate-100E | |
ファイアウォールスループット | 7.4 Gbps |
IPSスループット | 500 Mbps |
NGFWスループット | 360 Mbps |
脅威保護スループット | 250 Mbps |
ファイアウォール同時セッション | 2 M |
インターフェース | 20 x GbE RJ45、2 x 共有ポートペア |
定価 | ¥627,000(UTMプロテクション版) |
FortiGate-101E | |
スペック | FortiGate-100Eと同様 |
内部ストレージ | 480 GBストレージ付き |
定価 | ¥940,500(UTMプロテクション版) |
FortiGate-100F | |
ファイアウォールスループット | 20 Gbps |
IPSスループット | 2.6 Gbps |
NGFWスループット | 1.6 Gbps |
脅威保護スループット | 1 Gbps |
ファイアウォール同時セッション | 1.5 M |
インターフェース | 2 x 10 GbE SFP+、18 x GbE RJ45、4 x 共有ポートペア |
定価 | ¥877,800(UTMプロテクション版) |
FortiGate-101F | |
スペック | FortiGate-100Fと同様 |
内部ストレージ | 480 GBストレージ付き |
定価 | ¥1,191,300(UTMプロテクション版) |
FortiGate-200E | |
ファイアウォールスループット | 20 Gbps |
IPSスループット | 2.2 Gbps |
NGFWスループット | 1.8 Gbps |
脅威保護スループット | 1.2 Gbps |
ファイアウォール同時セッション | 2 M |
インターフェース | 18 x GbE RJ45、4 x GbE SFP |
定価 | ¥1,128,600(UTMプロテクション版) |
FortiGate-201E | |
スペック | FortiGate-200Eと同様 |
内部ストレージ | 480 GBストレージ付き |
定価 | ¥1,442,100(UTMプロテクション版) |
(NGFWは、ファイアウォール、IPS およびアプリケーション制御が有効な状態で測定)
(脅威保護は、ファイアウォール、IPS、アプリケーション制御、およびマルウェアに対する保護が有効な状態で測定)
(価格は定価から半分以上は落ちるイメージ)
詳細は公式の製品一覧を見ていただければと思います。
https://www.fortinet.com/content/dam/fortinet/assets/data-sheets/ja_jp/fortinet-ProductMatrix.pdf
所感
FortiGate-100Eと比べると、金額が倍ほどに上がっていますが、
UTM系のスループットが大幅に向上しています。
インターネット用ファイアウォールとしては、
UTM機能を使わないという選択肢はないです。
正直、1Gベストエフォートの回線に対して、
FortiGate-100Fの性能までは必要ないと思いますが、
データの通信料が上がっていく昨今に合わせて、
今後、回線の増強などの可能性を考えると、
今から更新する場合は、FortiGate-100Fへとグレードアップさせる選択肢しかないかなと思います。
内部FWとして、UTMを利用しない場合は、
また別問題のため、それぞれの環境に合わせて提案ですね。
ちなみに、FortiGate-100Eは販売終了、EOSは2026年3月ごろのようです。
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