今回は、ciscoルータをDHCPサーバにするための設定方法を解説します。
実は、ルータだけでなく、L3機能を有していればDHCPサーバとして動かすことが可能なので、L3スイッチでもDHCPサーバにすることができます。設定は同じですので、今回紹介するコンフィグでOKです。
ちょっとその前に、DHCPとは簡潔にいうとIPアドレスを自動で割り当てるプロトコルです。
つまり、DHCPサーバがあると、端末(パソコン)は自動でIPアドレスを取得することができます。
(詳しくはこちら。→ DHCPとはなにか。 )
以下、DHCPサーバ設定のコンフィグです。
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Router#configure terminal
Router(config)# ip dhcp pool test1 /// DHCPプール名を定義します。(ここでは、「test1」)
Router(dhcp-config)# network 192.168.1.0 /24 /// 割り当てるIPアドレスのネットワークを定義します。
Router(dhcp-config)# default-router 192.168.1.254 /// 割り当てるIPアドレスのデフォルトゲートウェイを定義します。
Router(dhcp-config)# dns-server 192.168.1.100 /// [任意]割り当てるIPアドレスのDNSサーバを定義します。
Router(dhcp-config)# lease 4 /// [任意]割り当てたIPアドレスのリース期間を定義します。(ここでは4日に設定)(デフォルトは1日)
Router(dhcp-config)#exit
Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.1.1 192.168.1.5 /// [任意]割り当てるIPアドレスのネットワークから割り当てたくないIPアドレスを定義
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ちなみに、割り当てるIPアドレスには、ネットワークアドレスを定義しないといけませんので、例えば、192.168.1.10/24 ~ 192.168.1.100/24のIPアドレスを割り当てたいときに、
Router(dhcp-config)# network 192.168.1.10 192.168.1.100 /24
のような指定の仕方はできません。
Router(dhcp-config)# network 192.168.1.0 /24
Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.1.1 192.168.1.9
Router(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.1.101 192.168.1.254
と、コマンドを入力しないといけません。
出来るだろうと思って色々調べていましたが、意外に柔軟ではないです。
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