せどりで稼ぐ理論

副業

せどりを始めると言ってもどのようなせどりが自分に向いているのか、そしてどのせどりを実践するのか決めないといけません。あなたの状況に合わせて考えてみてください。

まずは、稼いでいく道筋をイメージしてみましょう。

元手はいくらいるの?

「元手はいくらいりますか?」といったような質問が来ます。これはせどりをやっている人からすればナンセンスな質問で、たくさんあればあるだけ良いですが、元手は1万円からでも、数千円からでもできます。

どういうことなのか?真意を紐解いていきます。

ようはせどりというものは、安く買って、高く売るもので、最初の一個でも仕入れることができたら、稼いでいくことができるんですよ。

ですから、最初の一個というのは、100円~数千円ぐらいです。

非常にひねくれた回答かと思ったかもしれませんが、真実はこれです。

具体例を見ていきましょう。

例えば、仕入れ値1000円で、売上2000円(利益1000円)が出る商品を、一週間で売れてと仕入れてを繰り返して、売上をすべて仕入れに使うとどうなるかをみてきます。

一週目:元手1000円を使って、一つの商品を仕入れる。売上2000円(利益1000円)

二週目:出た売上2000円を使って、二つの商品を仕入れる。売上4000円(利益2000円)

三週目:出た売上4000円を使って、四つの商品を仕入れる。売上8000円(利益4000円)

四週目:出た売上8000円を使って、八つの商品を仕入れる。売上16000円(利益8000円)

これを一年続けたとすると・・・・

莫大な数字になりますね。。。

だって、2ヶ月目(8週間目)にして、売上256000円、

3ヶ月目で、売上100万円を余裕で超えますからね。

これが俗にいう、複利というやつです。

でも、実際はそんなにうまくいかないよ・・・。と思いますよね?

でも、可能ですよ!?

仕入れ値1000円で、売上2000円(利益1000円)と厳密ではないにしろ、ランキングとか、月どのくらい売れているのかとか、今はデータを見ることができるので、1週間以内に売れる商品だけを仕入れることは可能です。

とすれば、うまくいけば、こんな理論通りにいくと思いません??

まあ、でも月100万円いくには、こんな好条件な商品を月500個仕入れないといけないので、労力的に無理ですが。。。。

元手はいくらからでも始められるってことはわかってもらえると思います。

しかし、ですよ。

この仕入れのやり方は大きな機会損失を生んでいます。

だから、絶対におすすめしません。

というのも、商品を調べていくうちに、仕入れ値1000円で、売上2000円(利益1000円)で一週間以内に売れる商品ではなく、

利益3000円あるけど、売れるのに1ヶ月はかかるだろうなという商品にも出くわしたりするわけですよ。

それをスルーしないといけないんです。

これは、非常にもったいないと思いませんか?

だから、元手はあるに越したことはない。

けど、なくてもできるということです。

利益額と利益率の関係

せどりは利益率が高い。ってよくせどりのメリットに挙げられていますが、利益率ってどういうことだかわかりますか?

計算式はこれです。

売上総利益率(%)=売上総利益÷売上高×100

つまり、仕入れ値1000円で、売上2000円(利益1000円)の商品だったら、

利益率=1000円÷2000円×100(とします)

なので、利益率=50% というわけです。

これは、他の物販(輸入など)と比べると高い方です。

お店とか店舗の物販と比べるとかなり高いです。

例えば、100円の商品で、1000円で売れたとすると、利益が900円なので、

利益率は、 900円÷1000円×100=90%です。(とします)

(このぐらいは雑誌せどりをしていると頻繁に出会います。)

利益率としてはのほうが高いのですが、

しかし、実態を見てみると、

利益額は、よりものほうが大きいんですよ。

は利益900円ですが、は利益1000円です。)

利益率が高いと売れなかった時のリスクが低いのでメリットはありますが、

ランキングが高い売れる商品の場合は、利益額が重要です。

売れるとわかっている商品であれば、

100円で仕入れて、500円で売れるものよりも、(利益率80%、利益額400円)

1000円で仕入れて、2000円で売るほうが良いのです。(利益率50%、利益額1000円)

利益率は収益とは関係ないので惑わされないでください。

つまり、100円じゃないと仕入れしないとかケチった考え方をしていると、稼げるようになるにはすごく時間がかかってしまいます。

「お金を使って、お金を稼ぐ」という感覚を身に付けてください。

稼げる2つのせどりスタイル

せどりで稼いでいる人の手法はこの2つに集約されていきます。
どちらをやるか決めないといけない訳ではなく、柔軟に取り組んでいけば良いです。

・大量仕入れ型せどり

大量仕入れ型せどりはその名の通り大量に仕入れて、大量に在庫を抱えて、稼ぐ方法です。

特徴を書いていきます。

・主に扱う商品は本

・利益率が非常に高い

・在庫をたくさん抱えるので、多少仕入れに行かなくても売上は安定する

・比較的簡単に仕入れができる

・しかし、大量に在庫を持つまでに時間がかかる

・比較的、薄利多売

・作業量が多い。出品・発送など

・一回の仕入れで本をたくさん大量に仕入れるので持ち帰るのが大変

・不良在庫が多発する

(それでも利益率が高く、仕入れ値が安いので、赤字にはならない)

扱う商品は本と書きましたが、基本的に雑誌です。

単行本でも“簡単に“仕入れが出来れば扱ってOKです。

(ビームせどりなどで。)

(最低1時間で10冊以上、平均20冊ぐらいは仕入れできるようになってください。雑誌であれば店舗の状況にもよりますが十分可能です。)

これだけで稼ぐなら、在庫500冊は最低目指して欲しいです。500冊もあればだいたい月の利益5万円ぐらいは稼ぐことができます。

そして、できる限り最安値を保ちます。

最安値を保つ点に関しては、賛否両論あるかと思いますが、私は価格改定ツールを使って、早く売り切ることを意識していました。

まず、売れたほうがテンション上がって、モチベーションも保ちますし、本は値下げ競争が激しいので1円になる商品も多々出てきます。

そうなってしまえば、不良在庫として、処分しないといけません。

だから、それまでに売り切ったほうが得策と考えています。

ただ、次のページの画像のようなパターンも考えられます。

この時、150円と299円の商品が売れたら、次、2549円になります。

2549円のものはなかなか売れないですが、そのまま放置しておいたら、2549円で売れる可能性もあります。

ですので、価格改定をしないというのも選択の一つです。難しい選択ですが、FBAの最安値に合わせるのがバランスが良いと思います。

(上記の画像でいうと、2,800円になります。)

ちなみに、価格をあわせる場合、最低価格から1円下げた価格を設定するのではなく、最低価格と同じ値段をつけます。

そうしないと、今ではツールを使って価格改定している人がたくさんいますので、勝手に値が下がってしまいます。

もう一つ、補足です。

特徴に「不良在庫が多発する」と書きましたが、これは別に問題ないです。

例えば、10冊、105円で仕入れて、1冊500円の利益が出るとすると、10冊のうち2冊売れれば、プラスマイナスゼロです。

3冊目から黒字になるということですね。ですから、10冊中2冊ぐらい不良在庫となったとしても、全く問題ないのです。

そういった考えで稼いでください。

・利益額重視型せどり

こちらは回転重視で確実に利益を抜いていく方法です。

では、特徴を書いていきます。

・CD・DVDせどりなど比較的単価の高い商品がメイン

・利益率は「大量仕入れ型せどり」に比べて低いが、利益額は高い。

・利益額は500円以上と位置づけ。(曖昧ですが)

・確実に売れる商品を狙う。

・一つ売れば大きく売上を伸ばすことができる。

・仕入れ値は高い。(中には1万円以上も)

・CD・DVDなので持ち運びは楽

・基本、最安値では売らない

このせどりはCD、DVDがメインです。また、CD、DVDは仕入れ値が高いですので、確実に売れる商品を狙っていきます。

ランキング等の具体的な数値は、「仕入れ編」でお話します。

また、ほとんどの場合、最安値では売りません。売り方についても後述します。

ブックオフではDVDは特にアマゾン中古価格に合わせています。だから、最安値しか見ていないと仕入れがほとんどできません。しかし、最安値でなくてもしっかり利益をとって売ることもできます。

目指すべきせどりスタイルは?

2つの稼げる仕入れ方法を書きましたが、理想は2つとも行うことです。

もちろん片方だけでも稼げますし、それこそ、雑誌だけ、DVDだけでも稼げます。

しかし、前の方でも言いましたが、ひとつのジャンルだけしかやらないというのは非効率ですし、その手法がもし何らかの理由で通用しなくなってしまったら、稼げなくなってしまします。

だから、目指すべきはこれら複合型のせどりです。

もちろん、最初は仕入れ値が高い商品の仕入れは怖いなど、まずはせどりに慣れたいなどの理由で雑誌せどりしかやらない。というのは良いと思います。

ですが、できるだけ早めにどちらのせどりも始めたほうが稼ぎのスピードは速いです。

逆に、手っ取り早く稼ぎ高いから、「利益額重視型せどり」しかやらないという選択もあると思うのですが、

これは、元手が10万円以上かけれる人であれば良いです。

元手1万円からでもできないことはないのですが、上記にも書いた通り、機会損失を産みます。

また、すぐに売れる商品しか扱わないというのは、売上が安定しません。仕入れに行かなかったら、ガクッと売上が落ちてしまいます。

在庫は持ちたくないという気持ちもわかりますが、在庫は資産だと思ってください。

もちろん、不良在庫も出てきてしまいますが、105円~300円ぐらいで仕入れた商品ですので、気にしないでください。

そして、ここは重要なのですが、

徐々に「利益額重視型せどり」に移行していくことを意識してください。

やはり、こちらに集中したほうが稼げます。ある程度、せどりの経験を積んでいけば、リスク回避して仕入れ出来るようになっていきますので、最終的に大きな単価を扱い、1商品で大きく利益の取れる商品を狙っていくことが良いです。

もちろん、このあたりは個人の環境、やりたいやり方などによりますので、ご自身で考えていってください。

私は、田舎に住んでいた頃は複合型のせどりをやっていましたが、

現在では利益額重視型のせどりスタイルで行っています。

ただ、元手が少なければ、雑誌からやったほうがいいですし、

でも、雑誌だけだと最低100冊以上500冊ぐらい仕入れないとなかなか売上がたちませんので、サブとしてCD、DVDもやったほうがいいですし、

でも、雑誌は重たく、女性であれば、車がないとキツイので、CD、DVDだけのほうがいいと思いますし。

というふうご自身の環境等にあわせてもらえればと思います。

このように、まずはどうやって稼いでいくのかということを考えてみてください。

稼げる重要な考え方

これは当たり前なことでもありますが、ライバルと違うことをするということです。

「単Cコーナー」はなぜ稼げないのか?

それは、ライバルが多いからです。

だからこそ、

いつ行っても仕入れできる商品がほとんどないですし。

仕入れできたとしても、出品者がたくさんいるため、値下がりが激しく、全然稼げません。

比較的、マシなのが、雑誌、CD、DVDです。

仕入れ値が高いようなCD、DVDはやはり出品者が少ないですし。

ランキングがなく、売れるかわからない雑誌は、手をつける人が少ないのでしょう。

(ランキングの高い単行本、あるいは、ランキングはそこそこだけど出品者の少ない単行本は値下がりしにくいので良いと思います。ただし、バーコードリーダーを持ってなければ、単行本は量に比べて仕入れできる数が少ないので非効率ですね。)

(また、わたしは、中古ゲームや中古おもちゃなどのせどりはしていませんので、他のメディアについてわかりませんが、単行本以外は比較的ライバルが少ないでしょう。)

このように、ちょっと他の人が手を出しにくいようなモノを狙っていくと良いです。

たとえば、「グラビア写真集」

これは予想外にライバルがいました。私の行っている店舗にはいないのですが、

出品者は結構多いです。

重くて持ち帰るの大変だし、教材も出ていないし、仕入れ値も1000円ぐらいと安くないので、ライバルはいないかと思っていましたが、意外ですね。

しかし、ランキングが高く1000円ぐらい利益は取れる商品もあるので、オススメではあります。

開拓精神というか、新しいジャンルに挑戦していくことは非常に重要です。

ちょっと、話を戻しますと、

ライバルを意識する上での考え方は2つあります。

・店舗におけるライバル

・アマゾンマーケットプレイスにおけるライバル

「店舗におけるライバル」は、普段から店舗に行っていれば、ライバルはどこの棚をいつも見ているのかなどとわかりますので、あまりにもライバルが多い棚は見なくて良いです。(毎回、1人は必ずいるなど)

CD、DVDの棚であれば、毎回、1人はライバルがいるという状況は、まずないと思います。

(都会の中心部であればありえますが、店舗の商品の回転も速いため、気にしなくて良いです。)

雑誌の棚は、そのような状況はありえます。いつ行っても枯れてると行った状況ですね。

ですので、ライバルの有無は注意して、あまり戦わないようにしましょう。

次に、アマゾンマーケットプレイスにおけるライバル」についてですが、

出品者が多くてランキングが低い商品は仕入れをしないのが基本です。

出品者が多いというのはだいたい10人以上ぐらいですね。

そのような商品は、価格競争が激しく、値下がりが激しいです。

雑誌の仕入れであれば、あり得る状況です。

CD、DVDはほとんどないと思います。

ちなみに、ランキングが高い商品でしたら、問題ないです。

各せどりのノウハウ記事に書いている「仕入れ基準」でしたら、出品者数は気にしなくてよいでしょう。

仕入れ基準よりもランキングが低い場合は、注意してください。

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