以前「Cisco WLCの冗長化時にAPのjoinができない」
という記事を書きましたが、
APがjoinできない問題は他にもあります。
上記の記事で取り上げた内容については、
最初、冗長化ができていなかったことに気づかなかったので、
悩まされましたが、
よくある話をあげると以下の2つになるとおもいます。
① Country Code の間違い
② WLCのバージョンとAP型番の制約
Country Code の間違い
WLCのセットアップ時にCountry Codeを決定しますが、
通常「J4」を使用します。
使用するCountry CodeについてはAPの型番によって決定しますが、
現在であれば「J4」を使用しておけば問題ありません。
数年前に導入されたWLCに対して、新規APを追加する場面がありましたが、
そのWLCは「J2」を使用していたので、設定変更が必要(そのために電波の停止が必要)
になったことがありました。
詳細はciscoページをご確認ください。
→ Country Code の設定
WLCのバージョンとAP型番の制約
WLCのバージョンとAP型番によって、joinできるかの制約を受けます。
古いWLCのバージョンに対しては、最新のAPはjoinできないといったことがあります。
ちなみに、新しいWLCのバージョンに対して、古いAPのjoinができなくなるといったことはありえませんので、そこはご安心を。
WLCのバージョンとAP型番の対応表についてはこちら
→ Cisco Wireless Solutions Software Compatibility Matrix
上記と同様に、以前から稼働しているWLCに対して、
APを追加する場合はWLCをバージョンアップしなければならない可能性がありますので、
注意が必要です。
バージョンアップについてはこちらがわかりやすいです。
→ WLCのバージョンアップについて
検証コマンドについて
万が一、joinができないといった場合は
APのjoin時にこちらのデバックコマンドで確認してみてください。
(WLC側)
debug capwap errors enable
debug capwap events enable
debug dtls event enable
debug disable-all <<< debug停止
(AP側)
debug lwapp client error
debug lwapp client event
debug capwap client error
debug capwap client event
debug capwap client config
undebug all (u all) <<< debug停止
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